日モンゴルのEPA、大筋合意へ 首脳会談で、北朝鮮拉致も重視 

 日本とモンゴルの経済連携協定(EPA)交渉は、22日の安倍晋三首相とエルベグドルジ大統領との首脳会談で大筋合意する見通しとなった。複数の関係者が21日、明らかにした。牛肉と乗用車の関税の扱いでもめていたが、双方が譲歩し妥協点を見つけたもようだ。

 日本にとっては、今月8日にオーストラリアと署名した協定に続く15番目のEPAとなる。モンゴルとの貿易額は少ないが、政府は日本人拉致問題の解決に向け、EPA締結をきっかけに北朝鮮と国交があるモンゴルとの関係を一段と強化できると期待している。

 モンゴルがEPAを結ぶのは初めて。


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