「妊婦の知識不十分」6割 新出生前診断で医師ら回答 

 妊婦の血液で胎児の染色体異常を調べる新出生前診断の際、妊婦に遺伝カウンセリングをした病院の医師らの約6割が「妊婦の遺伝に関する基礎知識が不十分だ」と感じていることが19日、病院グループの調査で分かった。

 検査を実施している病院で遺伝カウンセリングを担当している専門医やカウンセラーらが対象のアンケートで、計115人が回答。病院グループが都内で開かれている日本産科婦人科学会で発表した。

 検査希望者は遺伝に関する基礎知識を持っていると感じているかの問いに64%が「不十分だ」と回答。「妊婦によって差がある」と答えたのは31%、「知識を持っている」は4%だった。


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