未承認薬、1~2カ月で迅速判断 混合診療拡大で厚労省素案 

 厚生労働省が、保険診療と保険外診療を併用する「混合診療」の拡大で、国内で未承認の薬を治療に使えるかどうかの判断を1~2カ月程度に迅速化する仕組みの素案をまとめたことが18日、分かった。治療が困難な患者から使用の申し出があることが必要。現在は判断に3~6カ月かかっているがスピードを速め、患者負担の軽減を図る。

 治療を受け持つ医療機関は、安全性確保のため、国立成育医療研究センターなど「臨床研究中核病院」を中心に15カ所程度に限定する考え。研究に参加する協力病院に広げることも検討する。


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