全国の健保3割が保険料上げ 14年度、高齢者拠出響く  

 健康保険組合連合会(健保連)は18日、全国に1410ある健康保険組合全体で、14年度は経常赤字が3689億円に上り、7年連続の大幅赤字となる見通しだと発表した。高齢者医療制度を支えるための拠出金の負担が響いた。保険料率(労使で分担)を引き上げたのは約3割の399組合に達し、加入する大企業の社員にとっては消費税増税と合わせての負担増になった格好だ。

 平均保険料率は前年度比0・23ポイント増の8・86%で過去最高を更新。赤字となったのは1114組合で8割近い。ただ、賞与の上昇や保険料率引き上げで収入が増えるため、経常赤字は前年度比908億円減る見込みだ。


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