夏の電力不足、全国で回避 9社が需給見通し 

 経済産業省は17日、今夏の節電策を議論する有識者委員会を開いた。沖縄電力を除く大手電力9社は電力需要がピークを迎える8月の需給バランスを示す供給予備率に関し、安定供給の最低限の目安とされる3%を確保できるとの見通しを示した。

 ただ、関西電力と九州電力は、東京電力からの融通分を合わせてぎりぎり3%をクリアできるとしており、経産省は数値目標を伴う節電要請が必要かどうかなどを慎重に検討する。

 9社が示した8月の予備率は融通分を含めると、9・2~3・0%で、平均では4・6%だった。


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