もんじゅ、侵入者役の職員骨折 フェンスから飛び降り 

 日本原子力研究開発機構(原子力機構)は14日、高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、不法侵入対策の確認中、侵入者に扮した危機管理室長代理の男性(58)がフェンスから飛び降り、両足のかかとを骨折したと発表した。

 原子力機構によると、12日午後2時ごろ、負傷した室長代理を含む3人がフェンスを乗り越える時間を計測していた。室長代理は飛び降りた際、着地に失敗したという。

 原子力機構はフェンスの高さは「核物質防護の観点から明らかにできない」とした上で「マットなどの緩衝材を使うなど、今後は安全面に配慮したい」と話した。


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