九州の調剤薬局社長、脱税で有罪 6千万円 

 九州4県で店舗展開する調剤薬局チェーンが約6千万円を脱税したとして、法人税法違反の罪に問われた5社と、5社の社長川端修三被告(64)=福岡県宗像市=の判決公判で、福岡地裁は28日、川端被告に懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)、5社にそれぞれ罰金500万~220万円(求刑罰金600万~250万円)を言い渡した。

 岡部豪裁判長は判決理由で「常習的で巧妙な手法。悪質」と判断した。

 判決によると、川端被告は5社の業務全般を統括。架空の役員報酬を計上、2009~11年に約6400万円を脱税した。

 5社は調剤薬局で、福岡、熊本、長崎、鹿児島の4県に店舗がある。


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