トラック運転手に有罪判決、兵庫 山陽電鉄脱線事故 

山陽電鉄脱線事故でトラック運転手に有罪判決が言い渡された神戸地裁姫路支部の法廷=25日午前(代表撮影)

 兵庫県高砂市の山陽電鉄脱線事故で、踏切にトラックで進入し、特急と衝突して13人に重軽傷を負わせたとして、自動車運転過失傷害などの罪に問われたトラック運転手延東恵一郎被告(37)に、神戸地裁姫路支部は25日、禁錮2年6月、執行猶予4年(求刑禁錮3年)の判決を言い渡した。

 地引広裁判長は判決理由で「十分に確認せず踏切に進入した過失は大きい」と指摘。自動車運搬用トラックの車体後部のスロープを下ろした行為は「判断の誤りで(支障のない程度に)右前方に車両を発進させていれば衝突を回避できた」とした。


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