東京円下落、98円台前半 米財政の先行き懸念 

 1日午前の東京外国為替市場の円相場は下落し、1ドル=98円台前半で取引された。

 午前10時現在は、前日比49銭円安ドル高の1ドル=98円37~38銭、ユーロは84銭円安ユーロ高の1ユーロ=132円97~99銭。

 朝方は、日銀発表の9月の企業短期経済観測調査の景況感が改善したことを受け、投資家のリスク選好姿勢が強まり、円が売られてドルが買われた。

 その後、難航している米議会の予算審議の行方を見極めたいとの思惑からドルを売り、円を買い戻す動きもみられた。

 「アベノミクスへの期待より、米財政の先行き懸念の方が大きいようだ」(外為ブローカー)との声が聞かれた。


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