首相、LNGの安定調達目指す カタールと関係強化 

 安倍晋三首相は24日からの中東歴訪で、世界最大の液化天然ガス(LNG)輸出国カタールを訪問する。日本では東京電力福島第1原発事故後、火力発電の燃料用にLNGの需要が急増、昨年の輸入額でカタールは首位になった。首相は同国と協力関係を深め、LNGの安定調達を確かなものにしたい考え。訪問中には米倉弘昌経団連会長も参加してビジネスセミナーも開かれる。

 カタールからのLNG輸入は2010年度、772万トン(約4360億円)だったが、12年度は1525万トン(約1兆1460億円)と、数量ベースで倍増した。総輸入量の増加分の約半分を同国産が占める。


  • LINEで送る