日米協議、9月中旬で調整 関税撤廃、豪はめど立たず 

 【バンダルスリブガワン共同】日米両政府は24日、環太平洋連携協定(TPP)交渉で、農産品や工業品の関税撤廃をめぐる2国間協議を9月中旬にも実施する方向で調整に入った。一方、9月7日に行われる総選挙で政権交代の可能性があるオーストラリアとは協議のめどが立っていない。

 ブルネイで開催中のTPP交渉会合は24日、12カ国の首席交渉官による会合や、「知的財産」「投資」など交渉が難航している分野の作業部会を開催。22、23両日の閣僚会合で確認した10月の大筋合意と年内妥結に向けて協議を急いだ。


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