自動車大手8社が営業利益増 円安で輸出の採算改善 

 自動車大手8社の2013年4~6月期連結決算が2日、出そろった。円安による輸出の採算改善などにより、本業のもうけを示す営業利益が全社で前年同期より増えた。マツダは約20倍、富士重工業も約4倍に上った。

 純利益も6社で増加。ホンダと三菱自動車は円高時の為替予約による損失計上など特殊要因から前年実績を割った。売上高は、トヨタ自動車を筆頭に7社が前年を上回った。

 販売は国内が苦戦し、中国も振るわなかった。だが、マツダは円安が業績向上に大きく寄与。スズキも利益を押し上げた。ダイハツは売上高、純利益とも過去最高を記録。日産は北米での販売台数が17%増えた。


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