TPP、4段階で関税撤廃議論 10月基本合意へ交渉加速 

 【クアラルンプール共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉で、日米豪など12カ国が難航する「市場アクセス」分野を進展させるための「作業計画」の全容が1日、明らかになった。各国は関税撤廃に向け4段階で、9月20日までに自由化交渉の対象となる全品目の「95%」を関税撤廃の議論のテーブルに載せるとしており、日本が「聖域」と位置付ける農産品の重要5品目をめぐる各国との攻防が本格化しそうだ。

 市場アクセスは先行11カ国の利害が交錯し、交渉が停滞していた。12カ国は10月基本合意の目標に向け、交渉を加速したい考えだ。


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