14年度予算、異例の2段階査定 消費増税分は別枠 

 政府が策定する2014年度一般会計予算の概算要求基準の大枠が1日分かった。各省庁の要求は8月末でいったん締め切って査定し、消費税増税を見込んだ医療や介護サービスの充実などの社会保障関連は別枠として、今秋の増税判断後にあらためて査定する異例の2段階方式となる。

 安倍政権は消費税増税を実施するかどうかを経済指標などを見極めて最終判断するとしている。現時点では14年度の税収を見通すことができないため、増税分を財源とした施策の査定は先送りすることになった。

 政府は2日の経済財政諮問会議で概算要求基準と中期財政計画の大枠を示して議論、来週の閣議了解を目指す。


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