ソニー、東芝は黒字転換 スマホ事業が業績左右 

 電機大手8社の2013年4~6月期連結決算が1日、出そろった。スマートフォン(多機能携帯電話)事業が業績を左右し、市場拡大の波に乗ったソニーと東芝は純損益が黒字に転換した。スマホ販売が不振だった富士通とNECは赤字だった。

 前年同期に246億円の純損失を出したソニーは34億円の黒字に回復。NTTドコモがソニーの機種を重点的に売り込んだ効果もあり、スマホの世界出荷台数は約30%増の960万台に達した。1日に東京都内で記者会見した加藤優最高財務責任者(CFO)は「ソニーの技術を結集した商品が評価された」と語った。


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