カネボウ、売上高100億円減少 美白化粧品自主回収が影響 

 花王の沢田道隆社長は30日、子会社のカネボウ化粧品の2013年12月期の売上高が美白化粧品の自主回収問題の影響で約100億円減少するとの見通しを明らかにした。

 「肌がまだらに白くなる」という症状が出て回収対象となった美白化粧品の年間売上高約50億円分がそっくりなくなるほか、消費者の「カネボウ離れ」による減収も見込んだ。

 ただ花王全体の売上高は、他製品の販売好調がカバー、連結売上高予想は前期比6・5%増の1兆3千億円を見込む。

 沢田社長は「長期的な影響については今後数カ月の動向をみて判断したい」とした。


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