高野、「相双福島」が初戦突破 2校連合、部員10人 

全国高校野球選手権福島大会の初戦を突破して喜ぶ連合チーム「相双福島」の選手たち=13日、福島県いわき市

 全国高校野球選手権福島大会で13日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故のため部員が減った2校の連合チーム「相双福島」が、初戦を突破した。避難や学校移転で部員はわずか10人。森田健二監督(34)は「ずっと一緒にやってきたので同じ学校という気持ち。本当にうれしい」と語った。

 相双福島は、第1原発が立地する双葉町から県南部のいわき市に移転中の双葉高5人と、第1原発の北にある南相馬市の相馬農高5人。

 両校の間には第1原発があり通行できないため、練習は双葉高の選手が遠回りして、車で約3時間かけて相馬農高まで通った。


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