硫化水素実験、4人入院 京都教育大付属中の2年 

 12日昼ごろ、京都市伏見区の京都教育大付属桃山中で、硫化水素を発生させる理科の実験中に十数人が体調不良を訴えた。うち男子生徒4人が授業後に病院で診察を受け、入院した。いずれも命に別条はない。

 伏見署によると、1階にある理科室で、2年生の男女約40人の生徒が、硫化鉄に塩酸をかけて硫化水素を発生させる実験をしていた。男性教諭が立ち会っていた。

 午後6時ごろ、生徒が受診した病院から伏見署に連絡があった。

 藤原みつる副校長は報道陣に「こんなに大ごとになるとは思わなかった。もっと早く(消防や警察に)通報すべきだった。反省している」と話した。


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