開城工業団地めぐり実務協議 南北、正常化など議論 

 【ソウル共同】韓国と北朝鮮は6日、南北軍事境界線上にある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で、稼働が中断している南北経済協力事業、開城工業団地の正常化問題などを話し合う当局者実務協議を開いた。4月上旬から止まっている開城団地の稼働再開に向けた道筋をつけられるかどうかが焦点。

 協議では正常化問題のほか、団地内の設備点検や韓国企業が残してきた製品や原材料の搬出などを話し合う。

 韓国側は、稼働再開には一方的な操業停止措置の再発防止を北朝鮮が確約するべきとの立場だが、北朝鮮は米韓合同軍事演習などを理由に稼働を中断させており、責任の所在をめぐり折衝の難航も予想される。


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