事務局長「原発の未来に自信」 IAEAが国際閣僚会議 

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は27日、ロシアのサンクトペテルブルクで、21世紀の原子力エネルギーに関する国際閣僚会議を開いた。同会議は2011年の東京電力福島第1原発事故後では初めて。天野之弥事務局長は「事故後、世界で安全強化が進み、自信を持って原発の未来を考えられる」と演説、原子力の活用を一層進める考えを示した。

 事故を受け、世界では原発の安全性に対する懸念が強い。天野氏は、原発の安全に対する信頼を取り戻すため、原発がもたらす利益と危険性を正直に説明し、住民の理解を得るべきだと強調した。


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