株主総会ピーク、上場企業の4割 問われる経営手腕 

 企業の株主総会が27日、ピークを迎えた。東京証券取引所のまとめによると、東証に上場する3月期決算企業の約4割に当たる718社が一斉に総会を開催。安倍政権の経済政策「アベノミクス」を背景に、消費者心理や企業の景況感が回復しつつある中、事業拡大や業績回復に向けた個々の経営手腕が厳しく問われる総会となった。

 25日にマレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアとの合弁事業を解消すると発表したANAホールディングスが東京都港区で開いた総会では伊東信一郎社長が合弁解消について説明。担当役員はANAが出資しているLCC2社の経営統合の可能性を否定した。


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