2013年6月26日 22:25 | 無料公開
【ロンドン共同】英紙フィナンシャル・タイムズは26日、イタリア政府が、1999年の欧州単一通貨ユーロの導入に先立ち、導入条件を満たすためにデリバティブ(金融派生商品)取引を行い、含み損が80億ユーロ(約1兆円)に上っていると報じた。 イタリア財務省は「取引は金利の変動に備えた保険であり、ユーロ導入のためだという主張には全く根拠がない」と反論。含み損も「(報道内容は)実際の損失とは程遠い」としているが、存在は否定せず、財政再建中のイタリアが抱える新たな不安要素が明らかになった。