東京円、97円台半ば 神経質な値動き 

 26日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=97円台半ばで取引された。

 午後5時現在は、前日比17銭円安ドル高の1ドル=97円57~59銭。ユーロは45銭円高ユーロ安の1ユーロ=127円56~60銭。

 朝方は米国の経済指標の改善や長期金利の上昇を受けて円売りドル買いが優勢となり、1ドル=98円台前半をつけたが、日経平均株価が下落すると、対ドル、対ユーロともに安全資産とされる円を買い戻す動きが強まった。午後も株価をにらみながら、神経質な値動きが続いた。

 市場では「中国の金融市場に対する不安が続いており、円が買われやすい」(外為ブローカー)との声があった。


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