高浜原発再稼働に全力 株主総会で関電社長 

モニター画面に映された、関西電力の株主総会で発言する八木誠社長。左は議長を務める森詳介会長=26日午前

 関西電力は26日、神戸市で株主総会を開いた。八木誠社長は「原発の新規制基準に確実に対応し、早期再稼働に全力を尽くす」と述べ、7月に高浜原発3、4号機(福井県)などで再稼働に向けた安全審査を申請する方針に関し、株主に理解を呼び掛けた。

 議長を務めた森詳介会長は冒頭、2013年3月期の年間配当をゼロとしたことについて「誠に申し訳ない。深くおわびする」と陳謝。壇上の取締役らと頭を下げた。

 株主の京都市の門川大作市長は「脱原発依存の道筋を明確にすべきだ」と指摘。兵庫県の井戸敏三知事は電気料金の値上げに触れ、「家庭や企業に大きな影響を与えている」と主張した。


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