テロで女学生ら20人死亡 パキスタン、通学バスに爆弾 

15日、パキスタン南西部クエッタの女子大で爆発したバス(AP=共同)

 【イスラマバード共同】パキスタン南西部バルチスタン州クエッタの女子大構内で15日、バスに仕掛けられた爆弾が爆発し、地元警察によると、女子大生12人が死亡、22人が負傷した。また負傷者が搬送された病院に武装集団が立てこもり、治安部隊と銃撃戦となり、地元当局幹部や看護師を含む8人が死亡した。

 イスラム教スンニ派の過激派組織「ラシュカレジャングビ」の報道官が犯行を認めた。治安部隊による掃討作戦への報復としている。同組織は国内少数派のシーア派を主な標的としており、クエッタで1月に106人、2月に89人が犠牲となる爆弾テロを起こしている。


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