元横綱・北の湖が還暦土俵入り 理事長在任中は25年ぶり 

太刀持ちに九重親方(左)、露払いに貴乃花親方(右)を従え、還暦土俵入りを披露する元横綱で日本相撲協会の北の湖理事長=9日午後、東京・両国国技館

 大相撲の元横綱で日本相撲協会の北の湖理事長=本名小畑敏満、北海道壮瞥町出身=が9日、東京・両国国技館で歴代横綱9人目となる還暦土俵入りを披露した。理事長在任中では1988年の二子山理事長(元横綱初代若乃花)以来25年ぶりで4人目。

 5月16日に60歳となった北の湖理事長は太刀持ちに九重親方(元横綱千代の富士)、露払いに貴乃花親方(元横綱)の相撲協会理事2人を従え、現役時代に愛用した化粧まわしに還暦を意味する赤い綱を締めて登場。千人以上の来場者が見守る国技館の土俵上で力強い四股を踏んだ。

 還暦土俵入りは戦前の37年に元横綱太刀山が最初に行った。


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