設備復旧の福島第2原発公開 津波に備え高台に発電機 

東京電力福島第2原発の1号機南側に設置された仮設防潮堤=7日午後、福島県楢葉町

 東京電力は7日、福島第2原発(福島県富岡町、楢葉町)で原子炉全4基の冷温停止を維持する設備の復旧作業が完了したのを受け、1号機原子炉建屋内や緊急時に使用する車載型の発電機などを報道陣に公開した。

 1号機原子炉建屋では非常用ディーゼル発電機が修復され、海水熱交換器建屋では新しい電源盤が設置された。砂にまみれて使えなくなった電源盤や仮設ケーブルも残されていた。

 敷地西側の高台には津波に備え車載型のガスタービン発電機を設置、海岸には土のうを積み上げた仮設防潮堤もあった。


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