青い光でキノコすくすく 森林総研、LEDで栽培 

青色発光ダイオード(LED)の紫がかった光を受けるエリンギ=2012年10月、奈良県吉野町(森林総合研究所提供)

 森林総合研究所(茨城県つくば市)が「青色発光ダイオード(LED)」照明を使ったキノコ栽培技術を開発し、シイタケやマイタケの収穫量増加などに成功した。

 マイタケやシイタケ、エノキタケでは収穫量が5~20%増加。さらに、シイタケはかさが大きく肉厚に、エリンギやエノキは茎が太く、マイタケは色が濃くなり、より市場に好まれる形状になる。従来使われていた蛍光灯に比べ節電にもなる。

 きのこ研究室の宮崎安将主任研究員によると、キノコの発生には光が必要で、これまで屋内栽培には主に蛍光灯を用いていた。


  • LINEで送る