石川、トキのひな全羽が巣立ち 佐渡から移送、自然ふ化 

いしかわ動物園で自然ふ化し巣立った4羽目のトキのひな=5日、石川県能美市(同園提供)

 石川県は5日、佐渡トキ保護センター(新潟県)から移送され、いしかわ動物園(石川県能美市)で分散飼育中のトキのつがいが産んだ卵から自然ふ化したひな4羽が、同日までに全て巣立ったと発表した。

 1組のつがいが産んだ卵が自然ふ化し、巣立ちまで育てたひなの数としては、2007年の佐渡トキ保護センターの例と並び、国内最多になるという。

 同園によると、4羽は2歳雄と6歳雌のつがいが産んだ卵から4月23~26日にふ化。6月1日までに3羽が巣立ち、5日午前に残りの1羽が巣から外に出ているのが確認された。ケージ内を元気に動き回るなど、4羽とも健康状態は良好という。


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