「力強い成長、民間が先導」 米倉経団連が最終年 

 経団連は4日に開いた定時総会で新任の副会長3人を選任し、新体制を発足させた。慣例である2期4年の任期の最終年を迎えた米倉弘昌会長は総会で「力強い経済成長を先導するのは民間企業だ。経営者は気概を持って果敢に挑戦を続けてほしい」と語り、積極的な投資などを呼び掛けた。

 総会には安倍晋三首相が来賓として出席し「成長戦略で実行が求められるのは政府だけではない」と強調。「生産性向上には大胆な投資と工場や事業の思い切った新陳代謝、再編が必要だ」と求めた。

 新たに副会長に選任されたのは、友野宏・新日鉄住金社長、内山田竹志・トヨタ自動車副会長、佐々木則夫・東芝社長。


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