京都府警元警部補に有罪 恐喝事件、大阪地裁 

 携帯電話の出会い系サイトで知り合った女子大生から現金を脅し取ったとして、恐喝罪に問われた京都府警の元警部補田中秀明被告(49)=懲戒免職=に、大阪地裁は31日、懲役2年、執行猶予5年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 延広丈嗣裁判官は「被害者の心情につけ込み、陰湿だ。警察官に対する社会の信頼を損ねた」と指摘した。

 判決によると、昨年2月、出会い系サイトをきっかけに交際があった女子大生に、架空の民事裁判の取り消し費用を求めて「弁護士に20万円を支払わなくてはいけない」などと携帯メールを送信。昨年12月までに計80万円を脅し取った、としている。


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