H3ロケットの開発を正式決定 宇宙政策委員会 

 政府の宇宙政策委員会は30日、H2Aの後継となる大型ロケット「H3(仮称)」の開発に乗り出すとした専門部会の方針を了承し、開発を正式決定した。2014年度の概算要求に設計費の一部を盛り込み、20年度の打ち上げを目指す。

 委員会の冒頭のあいさつで、山本一太宇宙政策担当相は「この方針は、各省の来年度概算要求の指針となるものだ。来週中にも関係府省に示したい」と話した。

 大型ロケットの開発着手は1996年以来。これまでロケット開発は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が担ってきたが、H3では三菱重工業が中心的な役割を務める。


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