兵庫で作業船転覆、2人死亡 洲本市沖 

転覆した第38三協丸=27日午後5時30分ごろ、兵庫県洲本市沖(関西空港海上保安航空基地提供)

 27日午後3時15分ごろ、兵庫県洲本市の生石鼻灯台の沖約2・7キロの海上で、作業船が転覆しているのを通り掛かった船が発見、118番した。

 和歌山海上保安部によると、船内から乗組員の男性3人が救助され、和歌山市内の病院に運ばれたが、ともに甲板員の岡田昭宣さん(57)=熊本県天草市御所浦町=と、竹下義俊さん(49)=宮崎県日南市上平野町=が死亡。船長の吉田幸蔵さん(63)=佐賀県唐津市浦=は頭や足に軽傷を負った。

 作業船は三協産業(大阪市)の第38三協丸(19トン)。他の船を押して移動させる船で、徳島で作業を終え大阪方面に戻る途中だった。


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