タレントの福田彩乃が東京都内で行われた外国映画「サイレントヒル・リベレーション３Ｄ」のアフレコ会見に出席した。ホラーアドベンチャーゲームの映画化で、福田は主人公の少女と敵の２役の吹き替えを担当。初主演となった今回は得意の物まねを封印し、酸欠になるほど熱演した。会見ではカンヌ国際映画祭への夢も語った。

　綾瀬はるかやローラら芸能人の物まねで大人気だが、声優の話が決まり「不安もあったけど、ありのままの自分で演じました」と物まねを封印。「息だけの芝居が多くて酸欠気味になりました。化け物に驚くシーンとか走るシーンとか、クラッとしました」と全力で挑んだことを強調した。

　吹き替えと物まねの違いを「声だけで表現するのは難しい。普段は身ぶりや表情で表現できるのですが」と話した。しかし報道陣が「『ＯＫ』というせりふではローラにならなかったか？」と聞くと、すぐに表情を和らげて「ちょっと、なったね！」と得意の物まねで会見を盛り上げた。

　会見には友人のタレントはるな愛も駆け付け、「大きなお仕事おめでとう」と祝福。「私もアフレコをやったことがあるけど、おじさん役だったの」と笑わせた。

　福田は女優としても活躍中だ。夢を問われて所属事務所の先輩福山雅治の主演映画がカンヌ国際映画祭で受賞したニュースに触れ、「私も今のうちにドレスをクリーニングしておこうかな」とちゃめっ気たっぷりに野望を語っていた。