JR北海道、脱線出火想定し訓練 特急事故から2年 

JR函館線のトンネル内で行われた避難訓練=27日午後、北海道倶知安町

 JR北海道は占冠村の石勝線トンネルで発生した特急脱線火災事故から2年となる27日、倶知安町にある函館線トンネルで同様の事故が起きたと想定した訓練を実施し、運転士が乗客役の社員ら約60人を避難させた。

 JR北海道によると、列車が脱線、車両床下から出火したとして、トンネル内に2両編成の普通列車を停車させた。乗客役を倶知安町の施設まで避難させ、安全確認をするまで約1時間20分かかったが、特段問題はなかったという。

 参加したJR北海道の野島誠専務は「うまく誘導できた。安全を取り戻して、信頼されるJRにしたい」と話した。


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