ロボットでインフラ点検 国交省が開発支援 

 国土交通省は26日、老朽化したトンネルや橋などインフラを点検するロボットの開発を進める方針を固めた。人間が入りにくい場所での点検を機械化することで、維持管理の効率化を図る。国交省が助成している研究開発費の対象に加え、メーカーや研究機関を支援する。

 5年後を目標に、カメラや観測機器を取り付けたロボットで、トンネルの内壁や橋脚、路面の状況を検査したり、ダムの放流管など水中の設備を点検したりできるようにする。

 国交省は「機械化が進んでいない分野なので、実用化すれば効果は大きい。産学官で連携して進めたい」としている。


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