地震速報、79%が適切と評価 気象庁「大いに進展」 

 気象庁は24日、2012年度の天気予報や防災情報の精度などを自己採点した業務評価リポートを発表した。適切な緊急地震速報を発表できた割合は79%で、東日本大震災の余震のため56%に落ち込んだ11年度から向上し、震災前の水準に戻った。

 震度4以上と、緊急地震速報で震度4以上を予想した地震のうち、実際の揺れと予想の誤差が震度階級1以下だった地域を適切とした。15年度には85%以上を目指しており「目標に向けて大いに進展」とした。

 ただ、余震の回数が減ったのが主因で、観測点の地面の揺れやすさを考慮する改修も功を奏した。11年3月に東日本大震災があった10年度は、28%と低かった。


  • LINEで送る