富士山、世界遺産登録へ 6月正式決定、鎌倉は見送り 

 政府は30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)が、「富士山」(山梨県、静岡県)を世界文化遺産に登録するよう勧告したと発表した。6月にカンボジアで開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式に決まる見通し。推薦対象の一つだった三保松原(静岡市)の除外を条件とした。決まれば2011年の「平泉」(岩手県)以来2年ぶりで、日本の世界文化遺産は計13件になる。

 政府が同時に推薦していた「武家の古都・鎌倉」(神奈川県)に対しては、登録しないよう勧告、今年の登録は極めて厳しい情勢となった。


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