2013年4月26日 20:29 | 無料公開
囲碁の十段戦第5局で結城聡新十段(左)に敗れ、5冠に後退した井山裕太前十段=26日、大阪市
囲碁の第51期十段戦5番勝負の第5局は26日、大阪市で打たれ、挑戦者の結城聡九段(41)が井山裕太十段(23)に白番1目半勝ちし、対戦成績3勝2敗で初の十段位を奪取した。井山前十段は6冠から5冠へ後退、本年度中の全七冠同時制覇の可能性が消えた。
井山前十段は3月、囲碁界史上初となる6冠同時制覇(碁聖、棋聖、本因坊、天元、王座、十段)を達成。全七冠同時制覇へ残るタイトルは、名人のみとなっていた。
結城新十段の七大タイトル獲得は、2010年の天元以来2度目。