政府、新型中距離ムスダン警戒 推定射程4千キロ、グアムも 

2010年10月、北朝鮮の軍事パレードに登場した、中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイル(共同)

 政府は8日、北朝鮮が発射の動きを見せる弾道ミサイルに関し、最大射程4千キロと推定される最新型の移動式中型弾道ミサイル「ムスダン」の可能性が高いと見て分析を急いでいる。核弾頭の搭載が可能だとの見方もあり、北朝鮮のミサイル開発の進展に警戒を強める。

 防衛省によると、ムスダンは北朝鮮が1990年代初期に購入した旧ソ連(現ロシア)製の潜水艦発射弾道ミサイル「SSN6」を独自に改良したとされる。射程は約2500~4千キロで、日本全域をカバーし、米領グアムに到達する可能性がある。


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