菅氏、憲法に「環境権」明記を 96条改正後 

 菅義偉官房長官は8日午後の記者会見で、憲法改正に意欲を表明し、憲法96条の改正発議要件を緩和した後には新たに「環境権」を明記すべきだとの考えを示した。連立を組む公明党は環境権などの概念について、必要な条文を新たに加える「加憲」の立場を取る一方、96条改正には慎重論がある。環境権に触れることで公明党への配慮を示し、96条改正に理解を取り付ける狙いとみられる。

 菅氏は「環境問題は現行憲法ができたときには全くなかった。環境権を憲法の中に入れるのは自然のことではないか」と強調。


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