大阪府が電力自由化構想 値上げ反発、秋に具体案 

 関西電力の電気料金値上げに反発する大阪府の松井一郎知事が、民間企業に電力市場への参入を促す「大阪パワー電力構想」を提唱している。関電と新規事業者とを競わせて料金値下げにつなげたい考えだ。早ければ今秋にも必要な規制緩和の具体案をまとめる。

 橋下徹大阪市長も後押しを表明しており、今後、大阪府と市が共同で作業チームを発足する予定。府市特別顧問で元経済企画庁長官の堺屋太一氏とも協力し、自家発電設備を持つ製鉄会社やガス会社などが市場に参入する条件整備を急ぐ。


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