汚染水、別の貯水槽への移送開始 福島第1原発 

土壌に汚染水が漏れ出した恐れがある東京電力福島第1原発構内の地下貯水槽がある場所(矢印)

 福島第1原発構内の地下貯水槽から土壌に汚染水が漏れ出した恐れがある問題で、東京電力は6日、隣接する別の地下貯水槽への水の移送を始めた。東電は漏れた汚染水の量は最大で約120トンと推定。元の貯水槽には約1万3千トンの汚染水があり、ポンプ4台を使用し、移送完了には5日程度かかるとみている。

 地下貯水槽から漏えいした可能性が判明したのは初めて。

 汚染水が漏れた疑いがあるのは、第1原発敷地西側にある地下貯水槽。原子炉を冷却した後に出る汚染水から放射性セシウムを除去した水がためられていた。

 東電は貯水槽の水位低下などから漏えい量を推定。


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