公表遅れ、東電社長ら3人を減給 第1原発の停電トラブル 

 東京電力は3日、福島第1原発で停電し使用済み核燃料プールの冷却が長時間停止したトラブルで、公表が遅れた上、復旧にも時間がかかったとして、広瀬直己社長ら3人を同日付で減給5%(1カ月)、広報担当者ら4人を厳重注意処分にしたと発表した。

 東電によると、ほかに減給となったのは相沢善吾副社長と小森明生常務執行役。厳重注意は、広報担当の村松衛常務執行役のほか、第1原発の高橋毅所長ら。

 停電は3月18日夜に発生。報道機関への公表が約3時間後だったほか、全面復旧まで29時間を要した。


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