2013年4月3日 18:27 | 無料公開
栃木県佐野市で見つかった新種の化石「クーペリナ ニッポニカ」(佐野市葛生化石館提供)
栃木県佐野市の石灰岩の地層から見つかった化石が、二枚貝に似た腕足類の古生代の無脊椎動物「クーペリナ」だったことが3日までに、分かった。
佐野市葛生化石館によると、国内初の発見で、米国、ベネズエラ、タイに続き、世界でも4例目。
発見されたクーペリナは2種類で、いずれも体長2~2・5ミリ。一つは米国、ベネズエラで見つかったものと同種だが、もう一方は六つ目となる新たな種類で「クーペリナ ニッポニカ」と命名された。
同館によると、クーペリナは古生代ペルム紀(2億5千万~2億9千万年前)の生物で、絶滅した。