大橋鎮子さんが死去 「暮しの手帖」社主 

死去した大橋鎮子さん

 暮しの手帖社社主の大橋鎮子(おおはし・しずこ)さんが3月23日午前8時37分、肺炎のため東京都品川区の自宅で死去していたことが1日、分かった。93歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで済ませた。喪主は妹横山晴子(よこやま・はるこ)さん。後日、お別れの会を開く。連絡先は東京都新宿区北新宿1の35の20、暮しの手帖社。

 戦後間もなく、故花森安治氏とともに衣類の雑誌を発売。その成功をもとに、1948年「美しい暮しの手帖」(後の「暮しの手帖」)を創刊した。広告を載せず、商品テストを実施するなど、消費者の目線に立った衣食住の情報とエッセーで人気雑誌に育てた。


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