全国の海や川の3割で水温上昇 30年間で、温暖化影響も 

 環境省は28日、約30年分の全国の海や川などの水温データを分析した結果、約3割の地点で明確な上昇傾向にあることが分かったと発表した。

 地球温暖化や都市部のヒートアイランド現象が要因とみられる。このまま上昇が続けば、湖などでは水の循環が悪くなって酸素不足に陥り、生態系や水質に悪影響を及ぼす恐れもある。

 全国の海と川、湖沼約4500地点について1981~2007年度の水温データを分析した。

 すると、夏か冬のいずれかで水温が上がった地点は、河川は32%、湖沼は26%、海は31%に上ることが分かった。


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