甲子園、被災3県中学生が始球式 家族、故郷へ思い込め 

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鳴門―宇都宮商戦の始球式を前に、マウンドで一礼する宮城県東松島市立鳴瀬第二中の千葉大誠君=23日、甲子園球場

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県の中学2年生が23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われている選抜高校野球大会で、始球式のマウンドに立った。聖地での1球に、亡くなった家族や故郷の復興への思いを込めた。

 宮城県東松島市立鳴瀬第二中の千葉大誠君(14)は、母の公美子さんと姉、祖父母を亡くした。「お母さんが好きだった」という甲子園のマウンド。胸に手を当て「いろんな人の助けがあって来られた」と、深く一礼して上った。

 投球はショートバウンドになり「もう少しちゃんとした球を投げたかった」と苦笑いしたが、「高校でもう一回来る」と誓いを立てた。