2013年3月22日 09:58 | 無料公開
２１日、キプロス・ニコシアの議会前で警官隊と衝突する銀行員らのデモ隊（共同）
【ニコシア共同】キプロスの首都ニコシアで２１日、同国第２位のライキ銀行を分割する政府の銀行再編案に抗議するため、行員ら数百人のデモ隊が議会前に集まり、警官隊と衝突。周辺は一時、騒然とした。
ライキ銀行をめぐっては「閉鎖の方向」との報道が一時流れた上、同行が現金自動預払機（ＡＴＭ）の引き出し限度額を下げたため、利用客が殺到し長蛇の列をつくるなど混乱した。
同行分割に伴い大量の失業者が出る恐れがあり、議会前に集まったデモ隊は「ライキ銀行に手を出すな」と連呼。ユーロ圏側への反発も強く、「（ドイツの）メルケル首相はファシストだ」などと書いた紙を掲げた。
