オバマ氏、パレスチナ議長と会談 2国家共存目指すと強調 

21日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラを訪れ、アッバス自治政府議長(右)と握手するオバマ米大統領(AP=共同)

 【ラマラ共同】オバマ米大統領は21日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラを初めて訪れ、アッバス自治政府議長と会談した。オバマ氏は会談後の共同記者会見で、米国はパレスチナ国家樹立を諦めておらず、イスラエルとの平和的な2国家共存の実現を目指していると訴えた。

 そのための「唯一の道」はイスラエルとパレスチナによる直接和平交渉だと表明。イスラエルが西岸などの占領地で継続しているユダヤ人入植活動は、和平を進める上で「建設的ではない」と批判した。アッバス氏も入植地拡大は国際法違反だと非難した。

 和平交渉は2010年に再開されたが、入植活動にパレスチナ側が反発し、2年以上も中断したまま。


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